このページは流鏑馬競技選手による、小説「流鏑馬ガール!」および著者の相戸結衣さんを応援する私的ファンサイトです。
書籍情報やイベント情報などの様々な情報をまとめています。
実際の競技選手目線でのレビューや勝手な企画などをお楽しみください。
若干ネタバレ的なものもあります。
~もくじ~
■書籍情報
■流鏑馬競技選手等によるカスタマーレビュー
■応援活動報告
■「流鏑馬ガール!」取扱店紹介
■流鏑馬教本「虎の巻」で小説「流鏑馬ガール!」を100%楽しもう!
■乗馬クラブだけが知っている「制作ウラ話」
■相戸結衣さんへインタビュー
書籍情報
●タイトル
「流鏑馬ガール! 青森県立一本杉高校、一射必中!」
●著者
相戸結衣(あいと・ゆい)
●発売日
2018年8月3日
●出版社
ポプラ社
●価格
640 円+税
●ページ数
275 ページ
●ISBN
978-4-591-15830-2
●著者プロフィール
相戸結衣(あいと・ゆい)
『日本ラブストーリー大賞』大賞を受賞し、2013 年に『さくら動物病院(宝島社)』でデビュー。2015 年、『第1 回お仕事小説コン』にて『路地裏わがまま眼鏡店(マイナビ出版)』が優秀賞を受賞し、書籍化された。ほかにも人気作を多数手がけている。
ブログはこちら
http://blog.livedoor.jp/aito_yui/
●あらすじ
”駒の里”といわれる青森県十和田市に住む弓道部の舞衣子は、東京からやって来た同級生で、元・弓道の国体選手の美鶴に興味を持っていた。なぜか部活に入っていない美鶴に入部を勧めるも断られてしまう。実は美鶴は、四年前に桜流鏑馬で優勝した舞衣子の雄姿に憧れ、流鏑馬をやるために十和田に来ていたのだった。「一緒に流鏑馬をやろう」という美鶴だが、舞衣子にはあるトラウマがあって――。流鏑馬に挑む女子高生ふたりの爽やかな感動青春ストーリー!
流鏑馬競技選手等によるカスタマーレビュー
「流鏑馬ガール」を読んで
投稿者 N/H(広島県) 2018年8月7日
書店に予約しておいた本が入荷したので、今日、受け取りました。
そのまま喫茶店に入って、一気に読みました。外は36度の猛暑の中、空調の良く効いたお店で読書に集中出来ました。
巻末に、「この作品はフィクションであり、実在の人物および団体とは関係がありません。」とありましたが、チーフインストラクターの高木彩子さんの描写は、いかにもで思わず笑ってしまいました。スタッフの姿も随所にイメージされて、作者が熱心に取材されたのだろうと感心しました。高校生の流鏑馬シーンでは、実際の姿がダブッてしまう場面がたくさんありました。
中学生や高校生の女の子が読めば、流鏑馬に興味をもったり、実際にやりたくなる子がいるかも知れません。小説に加え、連載漫画で描いてくれる作家もいれば、もっと広まるような気がしました。
内容面では、十和田が推進している流鏑馬の姿がいろいろな表現で書かれており、作者の「十和田の流鏑馬」への理解の深さが感じられました。人物像だけでなく、馬や乗馬クラブのこと、スポーツ流鏑馬の考え方等について熱心に取材をされたと感じました。乗馬やスポーツ流鏑馬をよく知らない中高生が読んでも、十分に理解が深まるような内容だと感心しました。
流鏑馬を知るきっかけとなる一冊
投稿者 A・B・E(青森県) 2018年8月8日
弓道や乗馬と言うと、体験出来る機会が限られ、遠い存在のようにイメージする人もいるかもしれません。この著者は、その弓と馬を兼ね合わせた流鏑馬を競技として、観光イベントとして盛り上げる十和田市を舞台に、二人の女子高生が「静」の弓道と「動」の流鏑馬の違いに悩んだり、動物である馬とどう向き合っているのかが細かく表現され、流鏑馬を始めるに至った経緯や練習風景、大会の心情等を実感出来たり、情景を自分がそこにいるように想像出来たりと物語に引き込まれていくと思います。流鏑馬を観たことがある人も無い人もそれに関わる人がどう流鏑馬に向き合っているかを知るきっかけになったり、弓と馬を身近に感じてもらえるような一冊です。
流鏑馬とガールの不思議な関係
投稿者 “MC”滋(青森県) 2018年8月10日
たまにスーパー流鏑馬ガールが彗星のように現れる。親分が絶賛し、師範が熱く語り、社長が舌を巻く十代の流鏑馬ガールだ。彼女らは草原を舞う風のように軽やかに馬を駆り、気負いも気遅れもせぬまま滑らかに矢を放つ。「人馬一体ってこれでしょ」とでも言いたげに。
不思議なことに、人馬一体の騎射を見せるのはボーイじゃない。大人のレディでもない。なぜか、いつも決まってガールだ。私の場合、上級者の、表彰台に上がるような人たちには、あまり人馬一体を感じない。人馬一体というより、人が馬を制御しているという印象のほうが強い。ガールは馬を自分に従わせていない。馬と同等なのだ。
なぜガールだけが人馬一体になれるのか不思議だ。もしかすると技術や筋力が未熟なことと関係があるかもしれない。脚力が不十分なために、いちばん楽な(理想的な)姿勢でなければ透し乗りができないし、弓の引き分けもできないということかもしれない。…違うかもしれない。
本書に登場する二人の流鏑馬ガール、倉田舞衣子と沙川美鶴は、単に流鏑馬の練習をするのでなく厩務もこなし、パートナーと呼べる馬がいて、毎日触れ合える環境にある。歴代のスーパー流鏑馬ガールたちも、例外なくこの条件下にあった。加えて二人には弓道の素養もある。これで上達しないわけがない。フィクションとはいえ、実在する高校や乗馬クラブがモチーフとなり、鞍上でかじかむ騎手の指先から、馬の首の手触りや温もりまで丁寧に描写する筆者の表現力によって、舞衣子や美鶴の姿が目に浮かぶ。このまま経験を積んでいけば、今度の大会あたりで人馬一体になれるかもしれない。馬の出来しだいでは、表彰台だって夢じゃない。とりあえず、初日が良くても悪くても、2日目を無心でこなすことだ…なんて、VRの世界にマジでわくわくしてしまった。現実の世界に戻ろう。
流鏑馬愛好者の聖地、十和田市中央公園の桜並木は間もなく紅葉に彩られ、男女の区別なく競われる世界選手権の時期を迎える。例年通りであれば50名前後の選手がエントリーすることになるだろうが、今回はぜひ馬とガールのペアに注目しよう。「人馬一体ってこれでしょ」と言いたげなリアル舞衣子やリアル美鶴に出会えることを期待して。
みんなのレビュー募集中!!
「非公式ファンサイト」では、「流鏑馬ガール!」の感想や、関連する写真・イラストなども募集しています!
レビュー記入用紙ダウンロード
http://towada-joba.com/pdf/review.pdf
応援活動報告
(3/10更新)【「流鏑馬ガール!」が高校入試の問題に!!】
2019年度、岡山県公立高校入試の国語問題に「流鏑馬ガール!」が出典されています!!
皆さんもぜひ解いてみてください。
入試問題(PDF)はこちら
(1/30更新)【第3回ホースメッセ横浜】
2019年1月19日、第3回ホースメッセ(会場:横浜赤レンガ倉庫)にて、サイン会&インタビューコーナーを実施しました。内容についてはこちら
(9/13更新)【雑誌「UMA LIFE(馬ライフ)」10月号掲載】
著者の相戸結衣さんインタビューに加え、題材となった競技流鏑馬イベント「桜流鏑馬」が3ページにわたり紹介されています。
(9/12更新)【人間情報紙「夢追人」9月号(BUNKA新聞)掲載】
(8/11更新)【相戸結衣さんサイン会!!】
「全国スポーツ流鏑馬第3回八戸大会」会場の櫛引八幡宮にて、同じ競技流鏑馬を題材とした小説「流鏑馬ガール!」(ポプラ社)刊行を記念して、著者の相戸結衣さんによるサイン会&販売会が、弓道場にて開催されました!
この模様は、8月14日(火)のスーパーJチャンネルABAにてたっぷり放送。相戸さん他競技選手たちのインタビューも!見逃した方は、以下のyoutubeをぜひご覧ください!
(8/8更新)【十和田市へ寄贈。】
本日午後、十和田市の次代を担う若い方へ、馬文化への関心と理解に繋げるきっかけとなるよう、小説「流鏑馬ガール!」を十和田市内小学校16校・中学校9校・図書館へ寄贈するため、市長を表敬訪問いたしました。
多くの人が手に取ってくれることを期待します。
この模様は、「十和田市ブログ”駒の里から”」でも見られます。
https://citytowada.exblog.jp/29981839/
(8/2更新)【クラブで入荷しました!】
「流鏑馬ガール! ~ 青森県立一本杉高校、一射必中!(著/相戸結衣)」
8/11まで、クラブ購入特典(消費税分サービス&相戸結衣さんのショートストーリー「駒とさくら」プレゼント)付きにて販売いたします!
「流鏑馬ガール!」取扱店紹介
秋田県青少年健全育成審議会で優良図書として推奨されました!
『流鏑馬(やぶさめ)ガール!』相戸結衣 著/ポプラ社▸https://t.co/XiGNeYSyk6
青森県十和田市を舞台とした、女子高生二人の青春スポーツストーリーです
ウェブサイト「あきたブックネット」へ▸https://t.co/ezMOshZfK6 pic.twitter.com/zG4McLABG6
— あきたブックネット (@akita_dokusho) 2019年3月12日
(2018.11.1)おいらせ町立図書館 > 新着図書
https://www.town.oirase.aomori.jp/site/oiraselibrary/shinchakubook.html
週末に十和田市で開催された世界流鏑馬選手権の様子をプレゼン資料用に撮影と→"小説「流鏑馬ガール!-」映像化へ始動/八戸の企業、競技撮影(Web東奥) – Yahoo!ニュース https://t.co/BIYEXhhKDK @YahooNewsTopics"
— Nori (@keaton_n18) 2018年10月21日
TSUTAYA十和田店で文庫ランキング2位#流鏑馬ガール pic.twitter.com/AaJfcbxjd1
— 工藤騰 ★ iCreate inc. (@noboru910) 2018年10月5日
ポプラ社の雑誌『asta*』9月号に、『流鏑馬ガール!』の記事を掲載していただきました。
モノクロでもかっこいい表紙!#流鏑馬ガール #ポプラ文庫ピュアフル #弓道 #馬 pic.twitter.com/Y8XhwbPCJN— 相戸結衣@『流鏑馬ガール!』発売中 (@aito_yui) 2018年8月7日
#キャラ文庫 コーナーからご案内♪ #ポプラ文庫ピュアフル 8月の新刊『流鏑馬(やぶさめ)ガール! 青森県立一本杉高校、一射必中!』の作者 #相戸結衣 先生の #サイン色紙 をご覧いただけます( ^ω^ ) 前作『しつけ屋美月の事件手帖』(マイナビ出版ファン文庫)刊行時のものと併せて、ぜひどうぞ〜 pic.twitter.com/WlPc8cIVXQ
— BOOKプラザ文華堂 (@bunkadou_bp) 2018年8月20日
十和田市が舞台の流鏑馬に挑む女子高生2人の胸が熱くなる青春小説「流鏑馬ガール」TSUTAYA十和田店でも販売中です。
この時期十和田に帰省させる方もいらっしゃるかと思いますが是非この機会に読んでいただきたい1冊です! pic.twitter.com/90JmxLdTJX— TSUTAYA十和田店 (@TSUTAYA0314) 2018年8月13日
【郷土本・文芸】先日芥川賞を受賞された十和田市出身の高橋弘希さんの『送り火』全文掲載の『文藝春秋』9月号発売中!
その他、青森県や八戸市にゆかりのある本をたくさんそろえております!八戸でしかお目にかかれない本もたくさんございますのでお盆の帰省のさいにはぜひお立ち寄りくださいませ! pic.twitter.com/8qexfzhClb— 伊吉書院 類家店 (@ikichi_ruike) 2018年8月11日
新刊情報
【流鏑馬ガール!~青森県立一本杉高校、一射必中!】
『著者/ 相戸 結衣』『イラスト/pon-marsh』
ポプラ社女子高生二人の爽やかな青春ストーリー
夏に読みたい一冊、読書感想文にもオススメです!
著者様と出身の縁があり直筆色紙を頂きました~#流鏑馬ガール
#ポプラ文庫ピュアフル pic.twitter.com/7aDFzJYaSL— クーガー@光の書店員 (@midori_kuwano) 2018年8月9日
TSUTAYA富谷大清水店さんにて、特製オビ付きで『流鏑馬ガール!』展開してもらっていました!
以前お渡しした色紙も飾られています。
帰省の際にぜひぜひお立ち寄り下さい(^^)#流鏑馬ガール #流鏑馬 #弓道 #馬 #宮城県 #富谷市 #十和田市 pic.twitter.com/1AAzzNPG4X— 相戸結衣@『流鏑馬ガール!』発売中 (@aito_yui) 2018年8月13日
疾走する馬に乗ったまま的を射る''流鏑馬(やぶさめ)''に挑む女子高生ふたりの感動青春ストーリー。
舞台は十和田市。読書感想文にもおすすめです!
「流鏑馬ガール」¥640+税 ポプラ社 pic.twitter.com/5jFoHjokU1— くまざわ書店五所川原店 (@kbc_gosyogawara) 2018年8月5日
【きょうの気になる本】「流鏑馬ガール!」(相戸結衣/ポプラ社)十和田市を舞台に、流鏑馬に挑む女子高生を描いた物語。イベント会場として八戸も登場しています。八戸の文化としても重要な「流鏑馬」を、さわやかな青春小説から触れてみませんか?(N) pic.twitter.com/pNWmHtOk7z
— 八戸ブックセンター/本のまち八戸 (@hachibookcenter) 2018年8月4日
中の人が気になる新刊(゜o゜)
相戸結衣先生の
「流鏑馬ガール!」
昨日入荷しています。
青森県十和田市を舞台の感動青春ストーリー。
流鏑馬って、カッコいいですね(#^.^#) pic.twitter.com/LnM2z4JF6d— オリオン書房 秋津店 (@Orion_Akitsu) 2018年8月4日
ポプラ文庫ピュアフル新刊
相戸結衣・著「流鏑馬ガール!青森県立一本杉高校、一射必中!」物語の舞台は青森県十和田市!感動青春ストーリー!
澤見彰・著「横浜奇談新聞 よろず事件簿」ケーハクな英国人記者×頑固なカタブツ侍の凸凹バディ系連作ミステリ! pic.twitter.com/6Rrf4opnQu— 宮脇書店帯広店 (@miyawakiobihiro) 2018年8月4日
【新刊入荷】ポプラ文庫とポプラ文庫ピュアフルの新刊が入荷しました。ほしおさなえ『活版印刷三日月堂 4 雲の日記帳』/『ズッコケ中年三人組 45歳の山賊修業中』/名取佐和子『江の島ねこもり食堂』/澤見彰『横浜奇談新聞よろず事件簿』/相戸結衣『流鏑馬ガール!』 pic.twitter.com/PPUYvvyUHK
— ジュンク堂書店池袋本店/文芸文庫担当 (@junkuike_bunbun) 2018年8月3日
【入荷しました!】「流鏑馬ガール! ~ 青森県立一本杉高校、一射必中!(著/相戸結衣)」
8/11まで、クラブ購入特典(消費税分サービス&相戸結衣さんのショートストーリー「駒とさくら」プレゼント)付きにて販売いたします! pic.twitter.com/L09qZP4FMx
— 十和田乗馬倶楽部 (@towada_joba) 2018年8月2日
流鏑馬教本「虎の巻」で小説「流鏑馬ガール!」を100%楽しもう!
みなさんは、小説を読んでいて、わからない言葉や形やシーンをイメージできないところはありませんでしたか?
競技流鏑馬をリアルに表現した「流鏑馬ガール!」には、普段耳にしない用語や表現が多くでてきます。そんな言葉を調べるには、相戸さんも参考文献として使用した「流鏑馬虎の巻」ぜひご覧ください!!
競技流鏑馬について正しく理解することで、小説がより一層楽しめること間違いなし!
以下に、小説に出てくる主な用語の箇所と、それに対応する教本のページを気づいた限りまとめてみました。
小説p60 1~3行目 「スポーツ競技として広がり~」
教本p7 競技流鏑馬のテーマ
小説p90 7行目 「三懸」
教本p14 三懸
小説p98 6行目 「鉄砲馬場」
教本p25 走路・的
小説p100 1行目 「立透かし」
教本p17 立透かし
小説p100 15行目 「残心」
教本p21 放(ほう)
小説p101 2行目 「鏑矢」
教本p12 弓
小説p101 9行目 「ストップ&ゴー」
教本p18 乗り出し、p23乗り止め
小説p102 6行目 「素馳」
教本p6 素馳
小説p106 「全体の流れ」
教本p18~24 本走
小説p106 12行目 「的改め」
教本p39 掲載写真
小説p110 6行目 「馬の色」
教本p11 競技馬
小説p119 15行目 「弓の強さ」
教本p12 競技和弓
小説p120 1行目 「基本動作」
教本p22 矢抜きから矢番え
小説p120 9行目 「古文書のような本」
教本p24 笠掛記から学ぶ
小説p148 4行目 「東北各地」
教本p36 大会情報
小説p152 14行目 「流鏑馬の馬具は~」
教本p13 馬具・馬装
小説p155 12行目 「菱型になった的」
教本p30 写真
小説p157 1行目 「馬だまり」
教本p25 走路
小説p158 1行目 「18秒以内で~」
教本p30 競技規定
小説p258 3行目 「陣笠」
教本p35 平成の陣笠
『スポーツでよみはえる日本の伝統馬上武芸「流鏑馬虎の巻」』は、ウエスタンハットジャパンBase店にてネット購入できます。
乗馬クラブだけが知っている「制作ウラ話」
★表紙イラストの衣装の元ネタはこちら
『流鏑馬ガール!』発売まであと1週間。
表紙イラストは、全国流鏑馬女子部会長・菊池貴子さんのこの衣装がモデルかと。装画はpon-marshさん@cupitoa_cielo に描いていただきました! pic.twitter.com/3PxJX67vyf
— 相戸結衣@『流鏑馬ガール!』発売中 (@aito_yui) 2018年7月27日
★舞衣子が追試の勉強に使った図書館
こんだけセンスがいい空間だと
本読みに行きたくなると思う
若者が結構いて普通に驚いた#十和田市民図書館 #流鏑馬ガール pic.twitter.com/6Tau4RvGqj— 工藤騰 ★ iCreate inc. (@noboru910) 2018年9月16日
★小説誕生のきっかけ
The 流鏑馬ガールの蒼依さん(現役JK!)
今年の桜流鏑馬の覇者です。
初めて見たときは、まだ小学生でした。
彼女に出会わなかったら、流鏑馬の物語は生まれなかったと思う。#流鏑馬ガール #ポプラ文庫ピュアフル #弓道 #馬 #十和田 pic.twitter.com/5k7lI230jo— 相戸結衣@『流鏑馬ガール!』発売中 (@aito_yui) 2018年8月4日
相戸結衣さんへインタビュー
2019年1月19日ホースメッセ横浜での、小説『流鏑馬ガール!』相戸結衣さんサイン会開催を記念して、みなさんから集めた質問コーナーを実施いたしました。その内容の一部をご紹介します!
Q.小説を書き始めたきっかけは?
A.オンライン小説にハマり、最初は読むほうが専門だったのですが、自分の思い描くラストになる作品に出会えず、それならば自分で書こうと思い立ちました。
Q.小説を書くうえでこころがけていることは?
A.読みやすい文章にすることです。これが結構難しいです。目指しているのは、ページをめくる手が止まらなくなるような、ワクワクするお話です。
Q.小説タイトルの由来、経緯は?
A.『流鏑馬ガール!』というタイトルは最初から決めていました。サブタイトルの『一本杉高校、一射必中!』は、編集部からのリクエストです。高校生が主人公だということがタイトルでわかるように、とのことでした。
Q.表紙のイラストがとても好きです。どのように作られたんですか?(30代・女性)
A.イラストレーターさんは、編集さんが探してくれました。手もとにあった桜流鏑馬の写真を何枚か送った結果、流鏑馬女子部の菊池会長がモデルに選ばれました!
Q.流鏑馬選手の精神状態などがわかりやすく表現されていますが、どのようにして書かれたのですか?
A.私自身は流鏑馬の経験がないので、選手の方々にインタビューしました。また、スポーツ小説をいくつか読んで、不安な気持ちや爽快感をどのように言葉で表現すればいいのか勉強しました。
Q.実際の競技選手からはどのようなことをインタビューしたのですか?
A.なにがきっかけで流鏑馬を始めたか、とか、難しさとか楽しさとか、入門書などの参考文献に書かれていないような部分です。「流鏑馬あるある」「初心者あるある」などが参考になりました。
Q.どうしてこんな泣ける展開にしたんですか?(10代・女性[号泣しました!])
A.感情移入して読んでもらえて、とても嬉しいです!自分自身がドラマや映画を見ていてどういうシーンで泣けるか分析したところ、悲しいシーンじゃなく、誤解がとけて気持ちが通じ合うところがツボだったので。
Q.作品を制作するうえで、最も苦労されたことは?
A.流鏑馬だけでなく、弓道や馬にも馴染みのない読者がたくさんいると思うので、説明っぽくならずに専門用語をいかに文章に組み込むかが難しかったところです。(自分自身が、説明が続くと飽きちゃうタイプなので……)
Q.流鏑馬競技の魅力とは?流鏑馬大会を観た感想は?(60代・男性)
A.馬と一緒に競技をするため、練習どおりにいかなかったり、逆に想像以上のパフォーマンスが本番でできたりというあたりが面白いと感じました。流鏑馬を見た感想は、「圧巻」のひと言です!
Q.好きな馬の種類や毛色はありますか?(小4・馬好き女子)
A.ミニチュアホースがかわいくて好きです。あとはイケメンな馬!
Q.流鏑馬や乗馬をやってみたいですか?(40代・男性)
A.運動神経に自信がないので、見るほう専門で!
Q.相戸さんが好きなキャラクターは誰ですか?私は実際にいそうなブロッサム乗馬クラブの彩子さんです!(40代・女性)
A.彩子さんはかっこよくて私も好きです。あと、弓道部の花蓮ちゃんも個人的に気に入って書いていました。
Q.現在八戸市の企業などが映像化に向けて画策しているようですが、もし仮に実写化したら主人公2人の配役は誰がいい?(20代・大学生)
A.執筆時に外見イメージを実在のタレントさんに当てはめて書いています。『流鏑馬ガール』は乃木坂46と欅坂46のとあるメンバーでした。エキストラには、地元の人にたくさん出てほしいです!
Q.素敵な樹センパイのモデルもあるのですか?メガネ男子がお好きですか?(10代・リアル流鏑馬ガール)
A.樹も俳優さんがモデルです。映画『ちはやふる』のときの新田真剣佑さんのイメージで書きました。メガネ男子は最高です!
Q.主人公が通う(もじっているけどモデルの学校は市民ならすぐわかる)高校には、実際に行かれたのですか?(10代・現役高校生)
A.実際に取材には行っていないのですが、ホームページやGoogleを見て参考にしました。あとは自分の母校とのミックスです。
Q.小説には図書館や美術館、官庁街通りなど十和田市内の様々な場所や情景が登場し、市の観光PRにも一役買っていますが、先生の好きな場所は?市の印象は?(40代・市職員)
A.現代美術館のインパクトがすごいです。住宅街の中に、草間彌生さんの作品が!図書館の雰囲気もとてもよくて、高校生ならデートスポットにするだろうなと想像しましたがいかがでしょうか?
Q.十和田市以外ではどのようなところに取材に行かれたのですか?(20代・男性)
A.以前八戸に住んでいたことがあるので、八戸の描写も入れてみました。それと、地元の乗馬倶楽部で外乗をさせてもらいました。
Q.美鶴のその後が非常に気になるのですが、続編の予定はあるのですか?
A.今のところ続編の予定はないのですが、編集部に感想を送ってもらえば動きが起こるかも……?
Q.「流鏑馬ガール!」はどんな人に読んで欲しいですか?
A.なにかにチャレンジしてみたいと思っている人、それから自分を変えたいと思っている人に。
Q.小説「流鏑馬ガール!」を書いてよかったことは?
A.実際の流鏑馬騎手とたくさんお話ができたことです!
Q.来場者へメッセージ(ひとこと)をお願いします。
A.この本を読んで、流鏑馬に興味を持ったとか、十和田に行ってみたいという感想をいただき、嬉しく思っています。女性でも流鏑馬ができることを知らない人もまだ多いと思います。これをきっかけに、流鏑馬や、十和田という地の魅力がもっと広く認知されるといいですね。