平成4年、十和田乗馬倶楽部として活動をはじめ、北里大学との共同研究により、南部馬を乗用馬として活用するとともに、日本の風土に適し、日本人の体系にマッチした南部馬の研究開発を行った。その結果、小型強靭で温和な性格が特徴の「新南部馬」開発に成功。平成20年には前述の地域産業資源計画を実施するに当たり、㈲十和田乗馬倶楽部とした。
地域産業資源計画における5年間の事業実施により、初心者・初級者を中心としたレジャー乗馬プログラムを開発し、独自の魅力づくりを行い、年間1000人を超える観光客や子供たちに初めての乗馬体験を提供している。
また、「流鏑馬」の普及をさらに進め、「レジャーホース」と2本柱の「十和田ブランド」確立を図る経営方針である。
1.流鏑馬事業 「桜流鏑馬」を軸とした競技流鏑馬普及に努める
2.人材活用事業 地域(町村)の雇用の場を創り活性化を進める
3.馬の生産事業 地域資源としての馬文化を再生する
以上の3点を基本にして様々な事業に取り組んでいる。
H4年 (1992) |
中野渡会長50歳の誕生日。馬と共に歩むことを決意し、乗馬を習い始める |
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H5年 (1993) |
5頭の南部馬で牧場開設 (十和田市沢田地区) |
H6年 (1994) |
障害者乗馬指導者会員になる十和田障害者乗馬サークル設立 |
H7年 (1995) |
全国乗馬倶楽部指導者公認資格取得・・十和田乗馬倶楽部設立 全国障害者乗馬協会 会長に就任 |
H8年 (1996) |
十和田市で第2回全国障害者乗馬大会開催 |
H9年 (1997) |
父の生家の矢神地区(現在地)に乗馬倶楽部移設 |
H10年 (1998) |
十和田市で第4回全国障害者乗馬大会開催・・パラリンピック選手育成に取り組む 十和田グリーン・ツーリズム研究サークル参加 |
H11年 (1999) |
「東北縦断600キロ パイオニアホースキャラバン」開催 |
H12年 (2000) |
北里大学「にんじんサークル」乗馬研究サークル 設立 吉田福司選手(十和田乗馬倶楽部)シドニーパラリンピック6位入賞 |
H13年 (2001) |
第8回十和田駒フェスタにおいて、馬劇「神隠しの果て」を上演 |
H14年 (2002) |
・シルバー乗馬塾 設立 ・子供向け乗馬教室「ぽにっちクラブ」開始。のちに「TRY’s」と変わる。 |
H15年 (2003) |
・第10回十和田駒フェスタにおいて、陸上競技場で流鏑馬競技が開催。公園緑地においては木馬速射大会を初開催。 ・岩手県にて水沢稚児行列に参加(現在も継続実施) |
H16年 (2004) |
・農村女性乗馬塾 設立 ・県外(東京・武蔵工業大学付属中学校)から初めて修学旅行生受け入れ ・グリーンチャンネル・アグリネット馬学講座「馬のいる風景」放映 ・「十和田市駒街道さくらさく」実施期間内において女性だけの流鏑馬大会として、「桜流鏑馬」を初開催。 |
H17年 (2005) |
・新北里大学と新南部馬(レジャーホース)生産計画スタート 牝馬を和種で種馬をハフリンガーとする ・海外(台湾・ラトウ小学校)から修学旅行生受け入れ ・ふるさと応援隊「東京楽馬会」設立 ・障害者指導者育成のための移動乗馬教室事業実施(驥北会) ・あおもり型健康増進サービス・パイロット事業「乗馬遠足」を実施。乗馬活動を健康増進の手段として社会に提供できる可能性を見出す。(驥北会) |
H18年 (2006) |
・改良馬生産 35頭誕生 ・平成18年度山村力誘発モデル事業「うたるべサマーフェスタ」実施 ・海外農業研修生(WWOOF)受け入れ 矢神地区に「鞍手山林間馬牧場」集落共同牧場開設(命のふるさと 里山の森を守る会) |
H19年 (2007) |
・新南部馬牧場を三沢市ラムサール牧場と決める。 ・ふるさと応援隊「世田谷楽馬会」設立(命のふるさと 里山の森を守る会) ・青森県健康ビジネス創出支援事業「健康チェック付き乗馬体験プラン」を北里大学と共同実施。(驥北会) |
H20年 (2008) |
・独立法人福祉医療機構「巡回ふれあい乗馬スクール」事業実施(驥北会) ・あおもり型メタボ対策関連ビジネスモデル構築事業((驥北会) ・第5回(平成19年度)オーライ!ニッポン大賞ライフスタイル賞受賞 ・経済産業省より「地域産業資源活用事業計画」事業認定を受け、世界唯一となる改良馬「レジャーホース(新南部馬)」を活用した、乗馬プログラムによる、観光乗馬ランド事業の展開とブランド確立を目指す |
H21年 (2009) |
・青森県地域づくり推進ソフト事業「リフレッシュホースインストラクター講習」(驥北会) ・青森県委託「地域乗馬普及啓発事業」(驥北会 H23まで) |
H22年 (2010) |
・十和田市雇用創造推進協議会委託「ホースドライバー養成研修」(H24まで) ・東北新幹線開業記念イベント「十和田古代馬絵巻」上演 ・あおもり元気企業チャレンジ助成事業「スポーツ流鏑馬普及のためのインストラクター育成と体験メニュー確立」事業実施 |
H23年 (2011) |
・農医連携推進協議会「十和田八甲田エコヘルス推進協議会」発足 ・七戸馬力大会会場にて、流鏑馬デモンストレーション・ホースショーを実施 ・被災地支援等のための馬とのふれあい活動事業(公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会)開始 |
H24年 (2012) |
・三沢米軍基地ジャパンデーにて流鏑馬デモンストレーション実施 |
H25年 (2013) |
・「ウエスタン乗馬ライセンス」導入開始 ・沖縄こどもの国にて流鏑馬研修会とデモンストレーションを実施 |
H26年 (2014) |
・十和田市制施行10周年記念事業「駒の里時代絵巻」(パレード)実施 |
H27年 (2015) |
・経済産業省より「地域産業資源活用事業計画」事業認定を受け、独自技術で改良した「新南部馬」を活用した競技流鏑馬のブランド化事業を開始 ・十和田市文化奨励賞受賞(上村鮎子) |
H28年 (2016) |
・第20回ふるさとイベント大賞 大賞(内閣総理大臣賞)受賞(桜流鏑馬) ・スポーツ文化ツーリズムアワード2016 文化庁長官賞受賞(流鏑馬) |
H29年 (2017) |
・平成28年度青森県観光功労者表彰受賞(桜流鏑馬) ・十和田市からの依頼により、「あおもり10市大祭典in十和田」流鏑馬デモンストレーション実施 ・「流鏑馬ライセンス認定」開始 ・流鏑馬教本「流鏑馬虎の巻」を発刊 ・「桜流鏑馬」を商標登録 |
H30年 (2018) |
・アトランタ総領事館からの依頼により、コンヤーズ桜まつりにて「流鏑馬デモンストレーションアメリカ公演」を実施(十和田流鏑馬観光連盟) ・競技流鏑馬を題材とした小説「流鏑馬ガール!」(著者:相戸結衣)発売 ・クラウドファンディング「世界中の人々に流鏑馬の魅力を伝えたい!流鏑馬虎の巻を英訳!」にて流鏑馬教本電子書籍版を制作 ・十和田やぶさめ馬コン(平成30年度十和田市婚活支援事業)実施 |
H31年 (2019) |
・「COOL JAPAN AWARD (クールジャパンアワード)2019」受賞(桜流鏑馬) ・学習塾との連携による次世代リーダー育成プログラム「Future Generations」開始 |
R2年 (2020) |
・新型コロナウイルスの感染拡大により「桜流鏑馬」が初の中止 ・展示会イベント「流鏑馬文化祭」開始 |
R3年 (2021) |
・大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジ「流鏑馬立射演武」参画 ・東京2020オリンピック聖火ランナー参加(上村、流鏑馬女子部) ・ドイツCHIOアーヘンにて流鏑馬デモンスストレーション披露 |
R4年 (2022) |
・「Sport in life コンソーシアム」加盟 ・「馬探 ~地域の馬の歴史・文化探究コンテスト~」開始 |
R5年 (2023) |
・櫛引八幡宮例大祭の神事武芸流鏑馬に射手・介添奉行として参加 ・宮城県利府町にて「利府スポーツ流鏑馬大会」初開催 ・十和田市SDGsパートナー登録(十和田流鏑馬観光連盟) |
R6年 (2024) |
・第30回東北ニュービジネス大賞「地域創生大賞」受賞 |