被災地支援等のための馬とのふれあい活動事業
(公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会)
本事業では、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会支援のもと、クラブ会員およびにんじんサークルのボランティアの方々とともに、東日本大震災直後の2011年から活動を続け、これまで22箇所・67回、述べ6,141名(令和4年度終了時点)への馬とのふれあいを提供してきました。
(2022年)令和4年度活動報告
(2021年)令和3年度活動報告
(2020年)令和2年度活動報告
(2019年)令和元年度活動報告
(2018年)平成30年度活動報告
(2017年)平成29年度活動報告
(2016年)平成28年度活動報告
(2015年)平成27年度活動報告
(2014年)平成26年度活動報告
(2013年)平成25年度活動報告
(2012年)平成24年度活動報告
(2011年)平成23年度活動報告
■事業の目的
平成23年3月に発生した「東日本大震災」により東日本地域の被災地と平成27年茨城、栃木の両県を中心とした大雨による激甚災害により、各種の地場産業が甚大な被害を受けた。さらには平成28年熊本地震により甚大な被害を受けた熊本、大分の両県、平成28年台風10号による水害で被災した北海道の日高、道東地域。これらの地域は国内有数の馬産地域であり、共に馬事関連産業も大きな影響を受けている。
これら被災した地域や地域の市民と馬(ポニーを含む。)と地域の市民とのふれあい活動を行うことにより被災地の子供達及び市民を明るく元気にして心身の健康を取り戻し、被災地における馬への理解と馬産業の復興を図る必要がある。
このため、乗用馬を保有する乗馬施設には、教育機関、行政機関、地域団体と連携を計って頂き、乗馬クラブや関係施設などで、乗馬、引き馬等の「馬とのふれあい活動」を実施し、被災した学童等に元気を与えるとともに、馬への理解を求め、もって被災地の馬事振興に資することとする。
上記事業において、みなさまの経験や技術を活かし、馬を介した地域コミュニケーションづくりに協力いただけるボランティアを募集しています。
■(2020年)令和2年度活動報告
①八戸・馬の歴史と文化を学ぶ体験会(8/3)
実施期日:令和2年8月3日
主催者名:八戸市立明治中学校
共催者名:櫛引八幡宮
実施場所:明治中学校グラウンド・体育館(青森県八戸市八幡上三沢23-1)
実施事業内容:引き馬、えさやり、馬の勉強(地域の馬の歴史と文化学習)
形態:現地訪問型
参加者:75名(中学生)
スタッフ:10名(有資格指導者3、取扱者4、ボランティア3)
使用馬匹:5頭
今年度で4回目となる学校行事の一環およびスポーツ流鏑馬競技イベントでのボランティア学習を兼ねた事業であるが、コロナウイルス感染状況をみながらの対策を学校側と協議しながらの実施となった。
部活動や学校行事が春から中止となっている学生たちにとっても、リフレッシュとなる体験会になった。今年の実施はないとあきらめていた生徒もいたようで、実現を喜んでいた。
②櫛引八幡宮やぶさめ・乗馬体験会(8/10)
実施期日:令和2年8月10日
主催者名:全国スポーツ流鏑馬八戸大会実行委員会
共催者名:櫛引八幡宮、八戸市
実施場所:櫛引八幡宮(青森県八戸市八幡丁3)
実施事業内容:引き馬、ふれあい、弓矢体験
形態:現地訪問型
参加者:60名(子ども40名、大人20名)
スタッフ:20名(有資格者4、取扱者6、ボランティア15)
使用馬匹:6頭
馬事イベントと連携実施することで参加誘導が行いやすかったが、コロナ禍での開催のため、イベント入場口で検温を行うなどの対応をとりながらの実施となった。
参加者からは「コロナの影響でさまざまな行事が中止となる中、馬とのふれあいが楽しめて良かった」などの感想があった。
また、多くの北里大学生ボランティアの協力を募ることができ、地域の方々との交流を楽しんでいた。
③まるくこども園ふれあい体験会(10/21)
実施期日:令和2年10月21日
主催者名:社会福祉法人純心会まるくこども園
共催者名:地域子育て支援センタードレミ
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ふれあい、馬の絵画、えさやり、レザークラフト体験
形態:乗馬施設承知型
参加者:29名(子ども25名、大人4名)
スタッフ:11名(有資格者4、取扱者4、ボランティア3)
使用馬匹:4頭
地域の幼稚園が園外活動を兼ねてクラブを訪問。ほとんどの子どもたちが初めての乗馬ということで大いに喜んでいた。
本体験会をきっかけに今後、定期的な体験会を実施していく運びとなるなど、今後の事業においても有意義な体験会となった。
④馬と一緒にとわだをピンクにそめよう体験会(10/24)
実施期日:令和2年10月24日
主催者名:とわだをピンクにそめる会
共催者名:Future Generations
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ふれあい、レザークラフト体験、弓矢体験、牧場見学
形態:乗馬施設招致型
参加者:14名(こども6名、大人8名)
スタッフ:12名(有資格者4、取扱者5、ボランティア3)
使用馬匹:5頭
地域で活動するイベントボランティア2団体が合同で集まり、観光資源である馬や流鏑馬についての理解を深めることを目的に開催。
参加者からは「地元にいながら興味はあったけど、中々来る機会がなかったので良かった」「乗馬は想像していたより気軽にできて、身近に感じることができた」などの感想があった。
地域行事や学校行事で予定していた人数からは減少したが、その分内容の濃い体験を提供できた。
⑤八戸・小久保保育園(10/29)
実施期日:令和2年10月29日
主催者名:小久保保育園
共催者名:八戸弓馬会
実施場所:小久保保育園(青森県八戸市桜ケ丘2-35-36)
実施事業内容:引き馬、ふれあい、レザークラフト体験、えさやり
形態:現地訪問型
参加者:100名(園児)
スタッフ:9名(有資格者4、取扱者3、ボランティア2)
使用馬匹:4頭
5年ぶりの実施となる保育園で、改築などで芝生地が若干狭くなっていたものの、乗馬体験・エサやり体験、施設越しでの見学など年齢に合わせた内容提供ができ、園長先生も「動物による情操教育もしたいと考えていたが、園内で飼うことは難しいので非常に助かる」と話していた。
⑥八戸あおば馬とのふれあい活動(10/30)
実施期日:令和2年10月30日
主催者名:八戸あおば高等学院
共催者名:NPO法人あおばの会、青森県教育委員会
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ふれあい、レザークラフト体験、えさやり、弓矢体験、地域の馬の歴史学習
形態:乗馬施設承知型
参加者:25名(高校生20名、大人5名)
スタッフ:10名(有資格者4、取扱者4、ボランティア2)
使用馬匹:5頭
教育に馬を活用したい八戸あおば高等学院の思いに応え、ふれあいのほかに、地域の馬事文化や馬の歴史学習を行った。普段も積極的に課外活動を行っている学校だが、今年はコロナウイルスにより、あまり外出できていなかったため、久しぶりの屋外活動および馬とのふれあいにより生徒たちの笑顔が多かったとの感想があった。
また、今後八戸市での流鏑馬イベント等でも連携し、ともに活動していくことを引率教員とも話し合うことができ、連携のきっかけとなる体験会にもなった。
⑦南部・乗馬と弓の体験会(11/8)
実施期日:令和2年11月8日
主催者名:八戸弓馬会
共催者名:九戸城流鏑馬実行委員会
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ふれあい、えさやり、弓矢体験、施設見学
形態:乗馬施設承知型
参加者:60名(こども20名、大人40名)
スタッフ:24名(有資格者5、取扱者5、ボランティア14)
使用馬匹:5頭
小雨が降る中での実施となったが、多くの参加者が集まった。特に女性の割合が多く、「流鏑馬を見てかっこいいと思った」「馬がかわいいので近くでみることができて良かった」などの感想があがった。
本体験をきっかけに、乗馬を始めようと前向きに検討してくれる方も数名いた。
休日に実施したことにより、クラブ会員も多数ボランティア協力に訪れ、会員同士の交流の機会にもなった。
⑧心と体をはぐくむ松葉こども体験会(11/9)
実施期日:令和2年11月9日
主催者名:松葉こども園
共催者名:櫛引八幡宮
実施場所:櫛引八幡宮(青森県八戸市大字八幡八幡丁3)
実施事業内容:引き馬、ふれあい、えさやり、弓矢体験
形態:現地訪問型
参加者:25名(こども20名、大人5名)
スタッフ:12名(有資格者4、取扱者3、ボランティア5)
使用馬匹:4頭
地域が連携しての実施となった体験会であり、次年度の事業計画なども打ち合わせることができ、有意義な時間となった。
体づくりのための取り組みに熱心な幼稚園ということもあり、気温が低い中でもこどもたちは元気に馬とのふれあいを楽しんでいた。
⑨桂堂学園わんぱく体験会(11/11)
実施期日:令和2年11月11日
主催者名:児童発達支援センター桂堂学園
共催者名:社会福祉法人桂堂会(旭ヶ丘こども園、新井田こども園)
実施場所:桂堂学園(青森県八戸市大字新井田字長塚28-1)
実施事業内容:引き馬、ふれあい、えさやり、レザークラフト体験、馬の絵画
形態:現地訪問型
参加者:96名(園児)
スタッフ:8名(有資格者4、取扱者3、ボランティア1)
使用馬匹:4頭
地域内にある児童発達支援センターの関連グループからも参加者が多数訪れ、にぎやかな体験会となった。
年齢やこどもの状態に合わせて、引き馬乗馬、エサやり、ふれあい、観察しながらの絵画といったプログラムを提供した。
都市部にある施設のため、動物等を所有できないため、馬が来てくれることに施設側も大いに喜んでおり、本事業が継続することを強く望んでいた。
⑩十和田の馬文化・産業を学ぼう交流体験(11/13)
実施期日:令和2年11月13日
主催者名:十和田市立深持小学校
共催者名:十和田市教育委員会
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ふれあい、えさやり、レザークラフト体験、厩務作業体験、地域の馬文化・歴史学習
形態:乗馬施設招致型
参加者:15名(小学生12名、大人3名)
スタッフ:11名(有資格者4、取扱者4、ボランティア3)
使用馬匹:4頭
小学校4・5年生が、地域の文化、産業への関心を持ち継承していこうとする思いを育むことを目的に、授業の一環として実施。
引き馬乗馬の経験はある子どもたちが、ひとりで手綱操作や馬への指示をだすことが楽しく、達成感のある乗馬体験となった。
また、施設での作業体験では、スタッフ・ボランティアとの交流を通じ、普段の仕事内容などを熱心に聞く生徒たちでにぎわった。
■(2019年)令和元年度活動報告
①八戸・馬の歴史と文化を学ぶ体験会
実施期日:令和元年6月27日
主催者名:八戸市立明治中学校
共催者名:櫛引八幡宮、松葉こども園
実施場所:明治中学校グラウンド・教室(青森県八戸市八幡上三沢23-1)
実施事業内容:引き馬、えさやり、馬の勉強(地域の馬の歴史と文化学習)
形態:現地訪問型
参加者:101名(中学生81名、幼稚園児20名)
スタッフ:10名(有資格指導者3、取扱者4、ボランティア3)
使用馬匹:5頭
3回目となる学校行事の一環およびスポーツ流鏑馬競技イベントのボランティア学習を兼ねて実施。定着化し、中には小学生のころから興味を持てくれている学生もいた。地域への普及も広まっており、当日は地元のテレビ局など3社も取材に訪れ、県内ニュースにて放映されるなど事業を広く発信することができた。
②十和田ポニーライダー合宿
実施期日:令和元年8月7日
主催者名:NPO法人みんな地球の子どもじゃん
共催者名:福島県伊達市「神愛幼稚園」、pray for the EARTH
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、馬の勉強、えさやり、レザークラフト、ポニーライダー技能指導、馬の絵画、弓矢体験
形態:乗馬施設招致型
参加者:22名(子ども14名、大人8名)
スタッフ:14名(有資格者3、取扱者8、ボランティア2)
使用馬匹:7頭
今回で6年目となる本事業は昨年同様、参加回数ごとにポニーライダーの取得級を上げながら実施している。また、ポニーライダーを終了したクラスは今年より流鏑馬の体験・弓の体験を取り入れ、当クラブならではの経験ができたと非常に好評だった。
新聞などでも取り上げられ、事業についても広く発信することができた。
③櫛引八幡宮やぶさめ・乗馬体験会
実施期日:令和元年8月11日
主催者名:全国スポーツ流鏑馬八戸大会実行委員会
共催者名:櫛引八幡宮
実施場所:櫛引八幡宮(青森県八戸市八幡丁3)
実施事業内容:引き馬、レザークラフト、弓矢体験
形態:現地訪問型
参加者:80名(子ども60名、大人20名)
スタッフ:20名(有資格者2、取扱者8、ボランティア10)
使用馬匹:6頭
馬事イベントと連動することで体験参加への誘導がしやすく、老若男女さまざまな方が訪れた。ボランティアとして地元高校の弓道部とも連携し、終始にぎやかな体験会となった。
④古戦場流鏑馬体験会
実施期日:令和元年9月29日
主催者名:九戸城流鏑馬実行委員会
共催者名:もりおか復興支援センター
実施場所:九戸城跡(岩手県二戸市福岡字城の内)
実施事業内容:引き馬、ふれあい、弓矢体験
形態:現地訪問型
参加者:88名(子ども68名、大人20名)
スタッフ:11名(有資格者2、取扱者6、ボランティア3)
使用馬匹:6頭
岩手県二戸市の城跡を会場とした地域イベント内のプログラムとして実施。城をテーマにしたアトラクション(スポーツチャンバラ・甲冑隊演武)などもあり、流鏑馬ホースによる弓と乗馬の体験もイベントの雰囲気とマッチし、歴史愛好家などの来場者も多かった。 震災以降、盛岡市へ移住している方などにも情報提供を行い、周辺地域からも人が訪れていた。
⑤馬についての学習・体験会
実施期日:令和元年11月6日
主催者名:おいらせ町立百石中学校
共催者名:おいらせ町教育委員会
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ふれあい、馬の勉強、地域の馬文化・歴史の学習
形態:乗馬施設招致型
参加者:65名(中学生61名、大人4名)
スタッフ:9名(有資格者2、取扱者5、ボランティア2)
使用馬匹:4頭
おいらせ町の中学校1学年が乗馬クラブを訪問し、乗馬体験・馬についての学習や地域の馬事文化・歴史学習を行った。その他、乗馬クラブの仕事についての質問なども受け、生徒からは「馬に関わる仕事の理解を深めることができた」「馬の歴史があることを知るきっかけとなった」などの感想があがった。教師からも「地域学習を現場で見て体験する機会はあまりないので馬とふれあえることができて良かった」との感想があった。
■(2018年)平成30年度活動報告
①遠野郷八幡宮こども流鏑馬体験会
実施期日:平成30年5月5日
主催者名:遠野郷八幡宮こども流鏑馬実行委員会
共催者名:もりおか復興支援センター、流鏑馬競技連盟東北支部
実施場所:遠野郷八幡宮(岩手県遠野市松崎町白岩23-19)
実施事業内容:引き馬、レザークラフト、馬の絵画、弓体験、流鏑馬披露
形態:現地訪問型
参加者:83名(子ども71名、大人12名)
スタッフ:15名(有資格指導者3、取扱者4、ボランティア8)
使用馬匹:6頭
「遠野南部流鏑馬」で知られる遠野郷八幡宮で毎年行われる「こども流鏑馬」イベントの一部エリアにて体験会を実施。当日は、遠野市以外にも釜石市・陸前高田市からも来場者が訪れた。主催者側でもぬり絵や遊具コーナーを設け、相乗効果で多くの来場者を集めることができた。また、地元の児童による流鏑馬披露やボランティアの流鏑馬競技選手によるデモンストレーションを披露するなど、地域の伝統文化をテーマにした統一感のあるイベントとなった。
②八戸・馬の歴史と文化を学ぶ体験会
実施期日:平成30年7月12日
主催者名:八戸市立明治中学校
共催者名:櫛引八幡宮
実施場所:明治中学校グラウンド・教室(青森県八戸市八幡上三沢23-1)
実施事業内容:引き馬、えさやり、馬の勉強(地域の馬の歴史と文化学習)
形態:現地訪問型
参加者:104名(中学生84名、幼稚園児20名)
スタッフ:11名(有資格指導者3、取扱者4、ボランティア4)
使用馬匹:5頭
昨年と同様に学校行事の一環およびスポーツ流鏑馬競技イベントのボランティア学習を兼ねて実施した。乗馬体験の他、JRA「ウマミニ百科」を使った学習に加え、櫛引八幡宮学芸員による講義を行い、「今まで知らなかった地域の歴史と馬とのつながりを理解でき、イベントボランティアへの自信につながった」との感想があった。
また、同地区の園児の参加もあり、継続により事業の広がりを感じることができた。
③盛岡・二戸 乗馬と弓の体験会ツアー
実施期日:平成30年7月28日
主催者名:九戸城流鏑馬実行委員会
共催者名:もりおか復興支援センター
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、流鏑馬の勉強、レザークラフト、流鏑馬体験、牧場見学
形態:乗馬施設招致型
参加者:18名(子ども6名、大人12名)
スタッフ:14名(有資格者3、取扱者7、ボランティア4)
使用馬匹:6頭
昨年に続き、もりおか復興支援センター協力のもと、岩手県盛岡市や二戸市等県北地域の被災移住者を中心にチラシ配布などで募集をし、前回を上回る参加者が集まった。
弓の扱い方と乗馬体験を行った後の、引き馬での流鏑馬体験と流鏑馬見学などのプログラム提供への満足度が高かった。
片道約2時間の移動のバスの中でも、事前学習と流鏑馬イベントDVD視聴を行い到着してからのレクチャーもスムーズに行うことができた。
④十和田ポニーライダー合宿
実施期日:平成30年8月2日
主催者名:NPO法人みんな地球の子どもじゃん
共催者名:福島県伊達市「神愛幼稚園」、pray for the EARTH
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、馬の勉強、えさやり、レザークラフト、ポニーライダー技能指導、馬の絵画
形態:乗馬施設招致型
参加者:24名(子ども16名、大人8名)
スタッフ:14名(有資格者3、取扱者8、ボランティア3)
使用馬匹:7頭
今回で5年目となる本事業は、参加回数ごとにポニーライダーの取得級を上げながら実施している。また、ポニーライダーを終了したクラスは今年より流鏑馬の体験・弓の体験を取り入れ、当クラブならではの経験ができたと非常に好評だった。同行した親もともに馬とのふれあいを楽しみ、参加者全員が楽しむことができた。ボランティア協力者側も年に一度会うことを楽しみに継続参加してくれている。
⑤仙台・女川ハートオブカントリー牧場ステイ
実施期日:平成30年11月3日
主催者名:ハートオブカントリー仙台
共催者名:Zance女川組、女川町スポーツ推進委員、女川町青少年勤労センター
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ホーストレッキング、レザークラフト、馬の(事前)勉強、流鏑馬体験、カントリーダンス教室
形態:乗馬施設招致型
参加者:18名(子ども0名、大人18名)
スタッフ:14名(有資格者3、取扱者7、ボランティア4)
使用馬匹:7頭
3年目となる宮城県仙台市と女川町を対象に当クラブを訪れる旅行ツアー。今回は岩手県花巻市のダンスチームも合同で参加し、クラブ内は終始賑わっていた。
流鏑馬も体験できるように弓矢の取り扱い指導も行い、参加者は事前に学習していた流鏑馬を体験出来て満足そうだった。
■(2017年)平成29年度活動報告
①馬と暮そう体験会/三本木
実施期日:平成29年7月1日・2日
主催者名:Social Academy寺子屋
共催者名:石巻市、全国流鏑馬女子部宮城支部
実施場所:Social Academy寺子屋 こども王国(宮城県大崎市新沼字坪呂33-2)
実施事業内容:引き馬、えさやり、レザークラフト、馬の絵画、馬の勉強、弓体験、厩務体験
形態:現地訪問型
参加者:162名(子ども124名、大人38名)
スタッフ:16名(有資格指導者2、取扱者4、ボランティア10)
使用馬匹:6頭
・震災後石巻で活動していた団体が、大崎市にある古民家を改装し、子どもたちへの支援を行っている環境に馬を連れて行った。
・主催者のネットワーク(三本木地域広報誌・大崎タイムズ告知報道、三本木いぐねの里利用者・大崎生きものクラブ・寺子屋会員等)を活用し、広く参加者が集まりなごやかな体験会ができた。
・十和田市の乗馬クラブ会員ボランティアのほか、宮城県の流鏑馬ネットワークからのボランティアも集まり、会員同士のコミュニケーションの機会にもなった。
・将来、馬を所有することも視野に入れている団体の為、厩舎を活用した飼育指導や厩務体験なども行い、本事業をきっかけとした今後の発展に期待が持てる活動となった。
②八戸・馬の歴史と文化を学ぶ体験会
実施期日:平成29年7月19日
主催者名:八戸市立明治中学校
共催者名:櫛引八幡宮
実施場所:明治中学校グラウンド・教室(青森県八戸市八幡上三沢23-1)
実施事業内容:引き馬、えさやり、馬の勉強(地域の馬の歴史と文化学習)
形態:現地訪問型
参加者:86名(子ども86名(中学生)、大人8名)
スタッフ:12名(有資格指導者2、取扱者4、ボランティア6)
使用馬匹:4頭
学校行事の一環として全校生徒が参加した。櫛引八幡宮の近くにある学校で、地域にゆかりの深い馬と流鏑馬についての学習も合わせて実施した。
また、本事業によって得た経験や知識を活かし、生徒達は後日開催された、櫛引八幡宮でのイベント(スポーツ流鏑馬八戸大会)にボランティアとして協力参加し、大会の運営にも大きく貢献するなど、本事業によって地域一体となる馬事普及の形を作ることができた。
③盛岡・二戸 乗馬と弓の体験会ツアー
実施期日:平成29年7月30日
主催者名:九戸城流鏑馬実行委員会
共催者名:もりおか復興支援センター
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、馬・流鏑馬の勉強、えさやり、レザークラフト、流鏑馬体験、牧場見学
形態:乗馬施設招致型
参加者:13名(子ども2名、大人11名)
スタッフ:15名(有資格者2、取扱者8、ボランティア5)
使用馬匹:6頭
もりおか復興支援センター協力のもとバスツアーを企画し、岩手県盛岡市や二戸市等県北地域の被災移住者を中心に募集をつのり、10代から60代までの幅広い参加者が集まった。
乗馬体験のほかにも、弓の体験、引き馬での流鏑馬体験などを行い、多様な形での馬とのふれあいを提供できた。
乗馬施設に招致したことで、当クラブを知るきっかけにもなり、今後のリピーター参加に期待が持てる。
④十和田ポニーライダー合宿
実施期日:平成29年8月3日
主催者名:NPO法人みんな地球の子どもじゃん
共催者名:福島県伊達市「神愛幼稚園」、pray for the EARTH
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、馬の勉強、えさやり、レザークラフト、ポニーライダー技能指導、馬の絵画
形態:乗馬施設招致型
参加者:22名(子ども12名、大人10名)
スタッフ:12名(有資格者2、取扱者8、ボランティア2)
使用馬匹:6頭
4年連続となる本事業に毎年参加する子どもも多く、徐々にステップアップしていく内容にチャレンジする楽しみを持っている。
ポニーライダーの検定合格とバッジ取得という目的があることで、積極的に取り組む姿勢が生まれ、親子で一緒に学ぶようになっている。
十和田市への旅行ツアーをサポートするネットワークも毎年続けることで拡大しているとのことで、今後の発展が期待できる。
⑤仙台・女川ハートオブカントリー牧場ステイ
実施期日:平成29年9月16日・17日
主催者名:ハートオブカントリー仙台代表額田弘美
共催者名:Zance女川組、女川町スポーツ推進委員、女川町青少年勤労センター
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ホーストレッキング、えさやり、レザークラフト、カンバッチづくり、馬の(事前)勉強、アウトドア料理体験
形態:乗馬施設招致型
参加者:14名(子ども0名、大人14名)
スタッフ:14名(有資格者2、取扱者8、ボランティア2)
使用馬匹:6頭
・宮城県仙台市と女川町からの人たちを対象に、被災地での日常を離れ、乗馬クラブ(牧場)での滞在を楽しむ旅行ツアーを昨年に続き実施。
・今回はカントリーダンス愛好会の他にも女川原発関連に勤務する方々を対象に広く募集を行った。(約1000名)これにより広く事業の啓蒙ができた。
・乗馬体験やトレッキングだけではなく馬の手入れやふれあいの時間を多くとり、参加者にとって満足度の高いプログラム提供ができた。
■(2016年)平成28年度活動報告
①陸前高田まきばっこフレンドリーホース事業
実施期日:平成28年6月26日
主催者名:任意団体あゆっこ応援団
共催者名:岩手県陸前高田市
実施場所:冒険遊び場「まきばっこ」(岩手県陸前高田市広田町黒崎 黒崎公民館向い)
実施事業内容:引き馬、えさやり、レザークラフト、馬の絵画、馬の勉強
形態:現地訪問型
参加者:166名(子ども140名、大人26名)
スタッフ:22名(有資格指導者1、取扱者9、ボランティア12)
使用馬匹:6頭
陸前高田市は5年連続で事業を続けている開催地であり、主催者・参加者・ボランティアもお互い顔見知りになっている人も多く、毎年来るのを楽しみにしており、昼食の炊き出しをしてくれるなど、終始なごやかな雰囲気の中行うことができた。
今年度は、引き馬やエサやりの他、馬の勉強プログラムとして、実際の馬を見せながら体の構造や性質を学ぶコーナーを常時実施した。子ども一人ひとりに対し、密度の濃い馬とのコミュニケーションを図ることができた。
また、写真撮影パネルも用意し、参加者が写真をインターネットやSNSなどのツールを使って、本事業の情報発信を行ってもらえる仕組みづくりにも努めた。
②馬とふれあおうinもりおか町家物語館
実施期日:平成28年7月30日
主催者名:特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター
共催者名:もりおか復興支援センター、九戸城流鏑馬実行委員会
実施場所:もりおか町家物語館(岩手県盛岡市鉈屋町10-7)
実施事業内容:引き馬、えさやり、レザークラフト、馬の絵画、馬の勉強、カンバッチ作り
形態:現地訪問型
参加者:140名(子ども110名、大人30名)
スタッフ:14名(有資格指導者2、取扱者6、ボランティア6)
使用馬匹:4頭
盛岡市において、被災者の支援を行っている「もりおか復興支援センター」を通じ、市内在住の被災者および周辺小学校へイベントの開催を通知した。
当日は、気温30度を超える環境下に備え、熱中症予防のための飲料および塩飴を振舞いながら行った。その他、音響スピーカー・マイクを活用し、イベントの来場者をスムーズに誘導することができた。
夏休み時期の小中学生を中心にボランティアを集め、市街地にありながら伝統的な町家建築が多く見られる会場周辺の街歩きや施設見学も行い、社会見学的としての活動にもなった。
③十和田ポニーライダー合宿
実施期日:平成28年8月8日
主催者名:NPO法人みんな地球の子どもじゃん
共催者名:福島県伊達市「神愛幼稚園」、pray for the EARTH
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、馬の勉強、えさやり、レザークラフト、ポニーライダー技能指導、馬の絵画
形態:乗馬施設招致型
参加者:23名(子ども13名、大人10名)
スタッフ:10名(有資格者2、取扱者8、ボランティア4)
使用馬匹:6頭
・騎乗だけではなく手入れや清掃などもできるポニーライダー検定項目を活用した乗馬クラブの環境を有効に使い、屋外活動に制限のある福島県の子どもたちに濃密な馬とのふれあいを提供することができた。
・3年連続、2年連続、初めてくる参加者をポニーライダーの検定級ごとに、グループ分けすることでバランスのとれたプログラムを行うことができた。
・夏休み中の学生ボランティアが多く集まり、十和田と福島の地域交流にもつながった。
④櫛引八幡宮やぶさめ・乗馬体験会
実施期日:平成28年8月11日
主催者名:全国スポーツ流鏑馬八戸大会実行委員会
共催者名:櫛引八幡宮、八戸市、八戸工業大学
実施場所:櫛引八幡宮(青森県八戸市八幡丁3)
実施事業内容:引き馬、えさやり、レザークラフト、馬の絵画、弓矢体験
形態:現地訪問型
参加者:152名(子ども124名、大人28名)
スタッフ:17名(有資格者2、取扱者3、ボランティア12)
使用馬匹:6頭
・本事業と並行して、流鏑馬イベント開催も進めながらの実施をし、八戸市では初のスポーツ流鏑馬競技イベントということもあり、イベントは新聞等でも告知され、当日も来場者1000人近くが訪れた。
・八戸工業大学感性デザイン学科や、櫛引八幡宮とその周辺住民とも連携し、乗馬体験以外にも様々な出店コーナーが行われた。
・弓体験などイベントの流鏑馬に関連したメニューも実施し、競技大会を見た来場者が関心を示し多く集まった。
・イベント観覧をきっかけに乗馬を始めてみたいという声もあり、本事業の進め方が乗馬人口拡大においても効果的に実施できたと思う。
⑤仙台・女川ハートオブカントリー牧場ステイ
実施期日:平成28年9月17・18日
主催者名:ハートオブカントリー仙台代表額田弘美
共催者名:Zance女川組、女川町スポーツ推進委員、女川町青少年勤労センター
実施場所:十和田乗馬倶楽部
実施事業内容:引き馬、ホーストレッキング、えさやり、レザークラフト、カンバッチづくり、馬の(事前)勉強、カントリーダンス教室、アウトドア料理体験
形態:乗馬施設招致型
参加者:13名(子ども0名、大人13名)
スタッフ:12名(有資格者2、取扱者8、ボランティア2)
使用馬匹:6頭
・宮城県仙台市と女川町からの主婦層をメインに、被災地での日常を離れ、乗馬クラブ(牧場)での1日をゆっくりと過ごす旅行ツアーを主催者が計画。
・片道4時間の移動時間を有意義に使えるよう、マイクロバスの中で事前に作成したオリジナル乗馬テキストを配布し、DVDを放映。牧場の案内や騎乗前の注意事項・説明を伝えることができ、現場での実施をスムーズに行うことができた。
・乗馬以外でも屋外で楽しめるアウトドア料理体験やカントリーダンスによる準備運動の他、施設内で実施できるレザークラフトやカンバッチづくりなど多様なプログラムを行い、終始笑顔の絶えない事業となった。